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12日の本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比44.76ポイント（0.87％）高の5166.35ポイントと続伸した。年初来高値を更新し、約7年5カ月ぶりの高値水準に達している。上海A株指数は46.90ポイント（0.87％）高の5410.86ポイント。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が4.03ポイント（0.77％）高の529.36ポイント、深センB株指数は12.68ポイント（0.81％）高の1574.91ポイントで引けた。


前日の好地合いを継ぐ流れ。需給悪化懸念や利食い売り圧力は残っているものの、政策期待が支えになった。前日までに公表された5月経済指標はまちまちの内容だったが、景気下振れ圧力はくすぶるとの見方が優勢。そのため、追加の景気テコ入れに対する期待感が強まっている。市場では、「今週末にも、預金準備率の再引き下げなどを含む追加緩和が打ち出される」との観測が流れた。


業種別では、石油や石炭のエネルギー関連株が高い。海油工程（600583/SH）が7.4％、中国神華能源（601088/SH）が3.1％ずつ上昇した。インフラ関連株もしっかり。過去に例をみない程度のハイペースで、中国の国家発展改革委員会（発改委）が各地のインフラ建設プロジェクトの着工認可を進めていることが手がかりとなった。


エコ関連の銘柄も物色される。風力発電モジュール最大手の華鋭風電科技(601558/SH)が2.0％上昇した。中国で環境分野への投資は、2016年からの5年間で総額17兆人民元（約337兆円）を超える見通し??と伝えられたことが支援材料となっている。

【亜州IR】



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