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26日の中国本土市場概況:上海総合指数は大幅下落、大手証券による下落予測などが嫌気される

注目トピックス 外国株
26日の中国本土市場は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比334.90ポイント(7.40%)安の4192.88ポイントと続落した。今年に入ってからの下落率は1月19日に次いで2番目の大きさ。約1カ月半ぶりに、節目の4200を割り込んだ。


上海A株指数は350.47ポイント(7.39%)安の4391.91ポイント。外貨建てB株相場も急落。上海B株指数が41.51ポイント(9.11%)安の414.34ポイント、深センB株指数は86.95ポイント(5.71%)安の1436.72ポイントで引けた。また、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は8.91%安と暴落している(下落率は過去最大)。


前日に急落した流れを継ぐ。中国人民銀行が昨日、2カ月ぶりにリバースレポで資金供給したことを受けて、「目先の緩和期待は後退」との見方が出ていることが引き続きマイナス材料となった。また、モルガン・スタンレーが最新リポートで、上海総合指数の目標レンジを下方修正したことも逆風。これまでは「2015年末に4000〜4800ポイント」としていたが、これを「16年中に3250〜4600ポイント」へと引き下げたことで、株価の先安感が意識される格好だ。

投資家のセンチメントが悪化するなか、上海総合の構成銘柄はほぼ全面安。なかでも金融株や不動産株の下げが目立つ。中国人寿保険(601628/SH)が7.3%安、中信証券(600030/SH)が9.1%安、保利地産(600048/SH)が10.0%安で引けた。ITハイテク関連株やバイオ関連株、インフラ関連株、自動車株などにもストップ安が相次いでいる。

一方、上海市場に新規上場した中国証券大手の国泰君安証券(601211/SH)は逆行高。公募比43.99%高の28.38人民元と値幅制限いっぱいまで上昇した。同社の調達規模は約300億人民元(約5963億円)に達し、2010年7月に上場した中国農業銀行(601288/SH)以来、約5年ぶりの大型IPOとなっている。
【亜州IR】





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