29日の香港市場概況:ハンセン指数は大幅下落、本土株の下げなど内外環境の不透明感強まる
[15/06/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
29日の香港市場は大幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比696.89ポイント(2.61%)安の25966.98ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が393.53ポイント(3.01%)安の12694.66ポイントと、そろって3日続落した。ハンセン指数は約3カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。売買代金は1861億2600万香港ドルに増えた(26日は1512億8300万香港ドル)。
内外環境の不透明感が重し。ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念が高まるなか、投資家のリスク回避スタンスが鮮明化した。中国の追加金融緩和を材料に朝方は下げ渋る場面がみられたものの(H株指数は一時プラス)、高寄りした本土株の下げを不安視し、香港の各指数も売りの勢いが改めて強まっている。
幅広い銘柄が売られる。ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(50のうち47が下落)。個別では、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(27/HK)が5.5%安、同業の金沙中国(1928/HK)が4.7%安、パソコン世界最大手の聯想集団(992/HK)が5.7%安と下げが目立った。
本土株安が逆風となる証券や保険の銘柄も急落。海通証券(6837/HK)が8.3%安、中信証券(6030/HK)が7.6%安、新華人寿保険(1336/HK)が5.3%安、中国平安保険(2318/HK)が3.8%安で引けた。
インフラ関連株もさえない。鉄道建設の中国鉄建(1186/HK)が3.8%、同業の中国中鉄(390/HK)が2.9%、鉄道車両メーカーの中国中車(CRRC:1766/HK)が3.1%ずつ下落した。発電設備株も軒並み安。東方電気(1072/HK)が5.0%安、ハルビン動力設備(1133/HK)が4.5%安、上海電気集団(2727/HK)が4.0%安で引けた。
【亜州IR】
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