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31日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅反発、中国、米国の指標控え方向感を欠く展開

注目トピックス 外国株

31日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比58.19ポイント(0.27%)高の21670.58ポイントと反発する半面、本土企業株で構成されるH株指数は9.32ポイント(0.10%)安の9741.41ポイントと続落した。売買代金は944億7100万香港ドルに縮小している(28日は1128億7900万香港ドル)。

全体として方向感を欠く展開。9月1日は8月の中国製造業PMI、4日には同月の米雇用統計の公表があるため、結果を見極めたいとするスタンスが漂っている。香港の各指数は買いが先行した後に売りが強まったものの、本土株が下げ幅を縮小するなか、引けにかけて買い戻しの動きが散見された。

ハンセン指数の構成銘柄では、政府系港湾大手の招商局国際(144/HK)が4.2%高、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が4.0%高、国内銀行5位の交通銀行(3328/HK)が3.5%高と上げが目立った。海洋石油に関しては、先週末の原油相場続伸も材料視されている。

一方、証券株はさえない。ブローカー最大手の中信証券(6030/HK)が30日、「複数の管理職と一般社員がインサイダー疑惑で公安当局の取り調べを受けている」と報告するなか、証券各社に対する取り締まりが厳しくなると警戒された。中信証券が5.0%安、中国銀河証券(6881/HK)が2.6%安、海通証券(6837/HK)が2.1%安、広発証券(1776/HK)が1.8%安、華泰証券(HTSC:6886/HK)が1.3%安で引けた。

【亜州IR】



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