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30日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安と4日ぶり小反落、証券株は逆行高

注目トピックス 外国株
30日の中国本土市場は小幅に値下り。主要指標の上海総合指数は、前日比1.99ポイント(0.07%)安の2929.61ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、2.08ポイント(0.07%)安の3066.50ポイントで引けた。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.10ポイント(0.03%)安の346.75ポイント、深センB株指数は6.89ポイント(0.63%)高の1100.25ポイントで終了した。

様子見ムードが漂う。6月の中国製造業PMIの公表を明日に控え、結果を見極めたいとするスタンスが強まった。ただ、大きく売り込む動きはみられない。金融緩和や国有企業改革などに対する期待感で、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。
業種別では、前日に急伸したインフラ関連株がさえない。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が3.3%下落した。不動産株や非鉄関連株、発電株なども弱含みで推移している。

半面、証券株はしっかり。深セン・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)解禁が7月1日にも発表されるとの観測が手がかりだ。同時に既存スキーム(上海・香港間の相互取引)の投資枠が拡大されるとの見方も出ている。手数料増などが意識されるなか、国泰君安証券(601211/SH)が2.5%高、華泰証券(601688/SH)が2.1%高などと上昇した。

【亜州IR】



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