21日の香港市場概況:H株指数1.0%高と続伸、中国保険セクターに買い
[16/11/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
21日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比13.57ポイント(0.06%)高の22357.78ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が95.40ポイント(1.02%)高の9444.71ポイントとそろって続伸した。売買代金は636億2400万香港ドル(18日は558億6700万香港ドル)。
本土株高が追い風。香港域内の金利上昇や人民元相場の下落基調を嫌気して売りが先行したものの、安寄りした本土株がプラスに転じるなか、香港でも買いの勢いが増した。
H株保険セクターが相場けん引。中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が5.0%高、新華人寿保険(1336/HK)が4.6%高、中国平安保険(2318/HK)が3.3%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.2%高と値を上げている。大手ブローカーが相次いで本土保険株の割安感を指摘し、投資対象として推奨していることが手がかり。銀聯カードを使用した香港での投資型生命保険購入が全面禁止されるなか、本土内での保険購入が進むとの見方もここにきて広がっている。
インフラ関連セクターも高い。鉄道建設大手の中国鉄建(1186/HK)が5.8%、同業の中国中鉄(390/HK)が4.0%、交通インフラ建設大手の中国交通建設(1800/HK)が2.9%、ビル建築や建設プロジェクト管理の中国建築国際集団(3311/HK)が2.4%、建機大手の中聯重科(1157/HK)が6.2%ずつ上昇した。広域経済圏構想「一帯一路」が業績の押し上げ要因になるとの期待が高まっている。
マカオ・カジノセクターも物色される。MGMチャイナHD(2282/HK)が7.2%高、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が4.0%高、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が3.2%高と上げが目立った。大手ブローカーのマッコーリーが最新リポートで、今年11月の域内カジノ売上高が前年同月比で11%増加すると予想。前月の8.8%増から加速し、4カ月連続のプラス成長を達成するとの見通しを示したことが材料視されている。
【亜州IR】
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