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30日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安と5日ぶり反落、石炭・石油セクターに売り

注目トピックス 外国株
30日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比32.89ポイント(1.00%)安の3250.03ポイントと5日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、34.53ポイント(1.00%)安の3403.22ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は1.03ポイント(0.30%)安の348.39ポイント、深センB株指数は0.80ポイント(0.07%)安の1162.76ポイントで終了した。

高値警戒感が重し。昨日の上海総合指数は4日続伸し、1月6日に付けた年初来高値に接近したため、いったん利益を確定しようとする動きが優勢となった。中国であす(12月1日)、11月の製造業PMIが公表されることも気がかり材料として意識されている。

業種別では、石炭や石油のエネルギー株がさえない。中国神華能源(601088/SH)が3.2%、中国石油天然気(601857/SH)が1.9%ずつ値を下げた。石炭株に関しては、2017年に原炭生産量が増加するとの見通しを警戒。供給過剰で相場が崩れると不安視された。石油株については、OPEC総会を30日夜(日本時間)に控えるなか、原油減産の不透明感が高まったことを嫌気している。直近で物色が目立っていたインフラ関連株も急落。時価総額上位の金融株も売られた。自動車株や不動産株、発電株、運輸関連株なども下落している。

【亜州IR】



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