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15日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安と6日ぶり反落、インフラ関連に売り

注目トピックス 外国株
15日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.94ポイント(0.15%)安の3212.99ポイントと6日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、5.20ポイント(0.15%)安の3364.40ポイントで取引を終えている。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.13ポイント(0.04%)高の344.75ポイント、深センB株指数は0.06ポイント(0.01%)安の1118.99ポイントで終了した。

戻り待ちの売りに押される。上海総合は昨日まで5日続伸し、約2カ月ぶりの水準を回復していたため、高値警戒感が浮上していた。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国景気の先行きが楽観されるなか、指数は小高く推移する場面もあった。貿易統計の上振れに続き、昨日引け後に公表された1月の金融統計も良好な内容。国内金融機関の人民元建て新規融資は市場予想にとどかなかったものの、前月実績を大幅に超過している。また、融資対象がより広範で、実体経済の流動性を示す社会融資総量は市場予想を上回った。

業種別では、直近で上げの目立っていたインフラ関連株がさえない。交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)と建機の三一重工(600031/SH)がそろって3.1%安と下げた。非鉄株も安い。江西銅業(600362/SH)が5.2%、洛陽モリブデン(603993/SH)が4.2%ずつ値下がりした。石油や石炭のエネルギー株、自動車株、消費関連株なども売られている。

一方、銀行や保険の金融株はしっかり。中国農業銀行(601288/SH)が2.2%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.1%高と上昇した。銀行業の融資増、利ざや拡大などが追い風となっている。

【亜州IR】



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