8日の香港市場概況:ハンセン0.4%高と3日ぶり反発、吉利汽車は4.5%高
[17/05/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
週明け8日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比101.56ポイント(0.41%)高の24577.91ポイントと3日ぶり、本土企業株で構成されるH株指数が56.16ポイント(0.57%)高の9982.42ポイントと6日ぶりにそれぞれ反発した。一方、売買代金は667億1400万香港ドルに縮小している(5日は810億7100万香港ドル)。
外部環境の改善で買われる展開。4月の米雇用統計が上振れるなか、先週末の米株が反発したことを好感した。欧州連合(EU)の混乱回避もプラス。7日投開票の仏大統領選(決選投票)では、反EU派の候補を破り、比較的穏健なマクロン氏が当選を決めた。ただ、上げ幅は限定的。中国貿易統計の下振れなどが重し。輸出入の内訳は、輸出が14.3%増の1兆2400億人民元(市場予想は16.8%増)、輸入が18.6%増の9791億人民元(同29.3%増)にとどまっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.5%高と急伸。今年4月の販売台数が(グループ全体)前年同月比で94%増加したことが手がかりとなった。増加率は前月の74%から加速している。このほか、香港電力大手の中電HD(CLPホールディングス:2/HK)が1.5%高、香港不動産デベロッパー大手の信和置業(サイノランド:83/HK)が1.4%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が1.3%高と値上がり率上位に並んだ。
H株金融セクターもしっかり。新華人寿保険(1336/HK)が2.4%、中国人民財産保険(2328/HK)が1.0%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が2.1%、中国工商銀行(1398/HK)が1.0%ずつ上昇した。保険株については、中国10年債利回りの上昇なども材料視されている。
半面、本土系不動産セクターの一角はさえない。首創置業(2868/HK)が1.9%安、広州富力地産(2777/HK)が1.8%安、中国海外発展(688/HK)が0.9%安と値を下げた。各地で不動産引き締めの動きが続いていることを嫌気している。
本土市場は5日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.79%安の3078.61ポイントで取引を終えた。資金流出を警戒。金融当局が監督管理スタンスを強めるなか、一部の資金は市場から撤退している??などと伝えられたことが引き続き売り材料となった。ゼネコンや建材のインフラ関連株が安い。
【亜州IR】
<HT>
外部環境の改善で買われる展開。4月の米雇用統計が上振れるなか、先週末の米株が反発したことを好感した。欧州連合(EU)の混乱回避もプラス。7日投開票の仏大統領選(決選投票)では、反EU派の候補を破り、比較的穏健なマクロン氏が当選を決めた。ただ、上げ幅は限定的。中国貿易統計の下振れなどが重し。輸出入の内訳は、輸出が14.3%増の1兆2400億人民元(市場予想は16.8%増)、輸入が18.6%増の9791億人民元(同29.3%増)にとどまっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.5%高と急伸。今年4月の販売台数が(グループ全体)前年同月比で94%増加したことが手がかりとなった。増加率は前月の74%から加速している。このほか、香港電力大手の中電HD(CLPホールディングス:2/HK)が1.5%高、香港不動産デベロッパー大手の信和置業(サイノランド:83/HK)が1.4%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が1.3%高と値上がり率上位に並んだ。
H株金融セクターもしっかり。新華人寿保険(1336/HK)が2.4%、中国人民財産保険(2328/HK)が1.0%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が2.1%、中国工商銀行(1398/HK)が1.0%ずつ上昇した。保険株については、中国10年債利回りの上昇なども材料視されている。
半面、本土系不動産セクターの一角はさえない。首創置業(2868/HK)が1.9%安、広州富力地産(2777/HK)が1.8%安、中国海外発展(688/HK)が0.9%安と値を下げた。各地で不動産引き締めの動きが続いていることを嫌気している。
本土市場は5日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.79%安の3078.61ポイントで取引を終えた。資金流出を警戒。金融当局が監督管理スタンスを強めるなか、一部の資金は市場から撤退している??などと伝えられたことが引き続き売り材料となった。ゼネコンや建材のインフラ関連株が安い。
【亜州IR】
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