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30日の香港市場概況:ハンセン2.0%安で3日ぶり反落、銀行セクターに売り

注目トピックス 外国株
30日の香港市場は、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前日比578.38ポイント(1.97%)安の28724.88ポイントと3日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が224.63ポイント(2.03%)安の10825.25ポイントと4日ぶりにそれぞれ反落した。売買代金は1258億3400万香港ドルと低水準が続いている(29日は1197億4600万香港ドル)。


中国指標の下振れが嫌気される流れ。朝方公表された4月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は51.1にとどまり、市場予想(51.8)以上に3月実績(51.9)から低下した。中国経済の伸び鈍化が懸念されている。また、中国本土でメーデーの大型連休(5月1〜5日)がスタートすることも買い手控え要因として意識された。指数は徐々に下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)


ハンセン指数の構成銘柄では、生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が4.4%安、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が3.8%安、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)と最大手行の中国工商銀行(1398/HK)、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)がそろって3.6%安と下げが目立った。美団に関しては、金融当局の監督管理強化が懸念されている。中国人民銀行(中央銀行)など複数の金融機関は29日、美団や百度集団(バイドゥ:9888/HK)、京東集団(JDドットコム:9618/HK)、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)などフィンテック事業を傘下に持つ企業13社を呼び出し、金融リスクを抑えるため金融当局の監督を、全面的に受け入れるよう指導した。

美団のほか、JD株が2.7%安、百度集団株が2.4%安、テンセント株が1.4%安。ハンセン科技指数は2.2%安と他の指数をアンダーパフォームしている。


中国銀行セクターも安い。上記した中国工商銀行のほか、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が4.2%、中国建設銀行(939/HK)が3.5%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が3.1%、交通銀行(3328/HK)が2.4%ずつ下落した。各行が昨日引け後に公表した1〜3月期決算はそれぞれ増益を確保し、不良債権比率も概ね縮小したものの、これを好感する買いは限定されている。


非鉄セクターもさえない。新疆新キン鉱業(3833/HK)が6.4%安、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.2%安、江西銅業(358/HK)が2.6%安で取引を終えた。


半面、好決算銘柄の一角はしっかり。黒字転換した石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.5%高、利益が倍増した建機大手の中聯重科(1157/HK)が0.4%高で引けた。


一方、本土市場は4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.81%安の3446.86ポイントで取引を終了した。金融・不動産株が安い。空運株、エネルギー株、公益株、防衛関連株、素材株なども売られた。半面、医薬品株は高い。半導体株や自動車株の一角も買われた。

亜州リサーチ(株)




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