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民間精神科病院として日本初の『児童精神科専門病棟』を開設

2011年4月27日

医療法人杏和会阪南病院

阪南病院は、民間精神科病院として日本初となる、小児入院医療管理料5及び児童・思春期精神科医療管理加算の同時認可を受けた『児童精神科専門病棟』を開設します。

 医療法人杏和会阪南病院(許可病床数690床、院長黒田健治、大阪府堺市中区)は民間精神科病院として日本初となる、小児入院医療管理料及び児童・思春期精神科医療管理加算の同時認可を受けた『児童精神科専門病棟』を平成23年5月2日開設します。フロア面積1150平米(含一部地下1階)にプレイルーム・リビングルーム・学習室・診察室4室(処置室を含む)・保護室2床を有する総病床数25床、専用庭400平米を併設した病棟です。
 当該病棟の診療態勢は、全国的に未だ少数の存在である『日本児童青年精神医学会認定医』2名、『日本小児科学会認定専門医』1名、『児童精神科領域の診療経験を数年間有する精神科医』2名を含め医師8名、病棟専属スタッフとして『臨床心理士』1名・『精神保健福祉士』1名・『看護師』16名を配置し、必要に応じて『作業療法士』『音楽療法士』『管理栄養士』等と連携し、医療チームを組んで担当致します。
 また、当該病棟では義務教育中の児童をお預かりする病棟として、行政機関や支援学校と連携し、医師・病棟スタッフが学習可能と判断し本人と保護者が同意した場合に、教師派遣の形で教育を受けていただける環境を用意し、進級・進学だけでなく退院後スムーズに元の学級へ復帰できるよう支援致します。

【背景の補足】
 近年、広汎性発達障害や不登校などの子供の精神的・心理的な問題に関心が高まっていますが、児童精神科は必要性に対して治療施設が圧倒的に少ない状況が続いています。それは、児童の病状や発育に合わせた精神的ケアは、『時間/人/施設を要する上に、治療や看護上難しい点が多い』にも関わらず、現診療報酬体系の下では十分に報われない状況があるからです。
 結果として、精神科は他の診療科と異なり治療活動の約90%を民間の施設が担う構造下にありながら、児童精神科領域に対しては容易に着手できず、大半を公的な医療施設が担っているのが現状です。当院が所在する大阪府を例に取ってみると、児童精神科領域の治療対象想定数5万2000名*注1に対し、(全てが入院の対象とならないとは言え)入院治療を行っているのは公的医療機関2施設(計47床)しかなく、特に大阪府南部(大和川以南)に至っては全くの空白地域となっており、治療ニーズに対し量的に必要に応えられない状況となっています。
 そうした状況の下、当院では『精神疾患の若年対応は絶対に必要』『社会的弱者である児童への対応は、病院の社会的使命』と捉え、6年前に児童精神科専門外来を開設し、一部入院も含め取組んで参りました。
 今般、『外来定着』『専門家確保』等入院治療へ取り組む基盤が整いました。そこで対応を一歩進め、阪南病院として、念願の児童精神科専門病棟を開設し、児童(小学生、中学生)に特化して、入院治療を開始する事となった次第です。
 
【当該専門病棟の特徴ほか】
[1]当該専門病棟治療スタンス
 長期の入院も視野に入れた『療育的関わり』も実践して行きたいと考えています。
児童思春期症例に対する入院施設が少ない現状では、『緊急時のみ』且つ『成人のいる病棟』で、入院対応すると言う形がこれまで多く行なわれて来ました。当院でもそれは同様でした。しかし、こどもの精神科治療では、緊急時の危険回避的な治療対応と並んで、基本的に生活面への働き掛け対応という側面も重要視されていました。この視点から、学校へ行けないとしても『子供の中でもまれて育つ』体験を与えられるかと問うた時、子供のための病棟が必要であると考えるに至った次第です。今回、上記趣旨も踏まえた施設とする事よって、引きこもりなどの(緊急時の入院とは異なる)援助を必要とする子供を治療できるようになると考えています。
[2]当該施設のあらまし
 治療を超え、『多感な時期に経験すべきもの/必要なものを与えたい』『より良い治療の場を創り出したい』と願い、環境を整備しました。
『治療基盤:プレイルーム、診察室3、処置室1』
『療養生活基盤:デイルーム、リンビングルーム、多目的室、図書学習コーナー2ヵ所、卓球コーナー、大浴場1、個浴2』
『知育基盤:職員室、学習室・体育館(240平米)・専用の付属庭400平米(小川・歩道・芝生・園芸用地、アートインホスピタル活動』
[3]診療対象 
強迫性障害、摂食障害、広汎性発達障害、不安障害、注意欠陥(欠如)多動性障害、チック症、神経症、うつ病、不登校 他精神疾患
[4]沿革と実績 
6年前当時少数(全国で約100名)であった日本児童青年精神医学会の認定医資格を持ち、臨床心理士資格も有する横田伸吾(現副院長、医学博士、精神保健指定医)を招聘し、専門外来を開設しました。平成22年度では年間約80名の児童思春期の初診患者さんの診察に当たって参りました。従来、入院受入れは基本的に行なっておりませんでしたが、それでも短期を含めれば年間30名弱の未成年者の入院治療を実践して参りました。
[5]教育支援 
 大阪南部域担当の羽曳野支援学校から教師派遣を戴く事が確定しております(患者さん3人に対し教師派遣1人)。今後、10人規模で先生が在籍する分教室への移行を想定。

【当院の概略】 
・メンタルケア病棟・合併症治療病棟・認知症治療病棟、精神科療養病棟、スーパー救急病棟(3単位)など13病棟構成。メンタルケアや睡眠障害、児童精神科、精神領域の急性期対応などの治療に特色を持つ病院です。
・総従業員数は650名。全体診療態勢は医師数56名(内精神科常勤医37名・内科医3名)。
・アウトカム(平成22年度実績)は、入院患者2350名・平均入院患者数635人・平均在院日数97.8日です。

*注1:大阪府人口881万人(国勢調査2005年10月)×15歳未満人口13.7%(左同)×発症率4.3%(豊田市での川村らの広範性発達障害疫学調査1.8%2008年発表+文部科学省特別な教育的支援必要とする児童に関する全国実態調査注意欠陥多動性障害2.5%2003年10月発表)。両者で重複する部分が一部考えられるものの、上記以外の多くの疾患の方が加わりますので、実際に診療が必要とされる対象の想定数は更に大きくなると思われます。
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