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2012年1月30日

堺市

百舌鳥古墳群講演会『漆黒(しっこく)の武具・白銀(しろがね)の武器−百舌鳥古墳群と5世紀の動乱−』を開催

　堺市では、百舌鳥古墳群の歴史的位置の再認識と、国史跡指定や古市古墳群と共に世界文化遺産登録をめざす気運の醸成を図るため、古墳時代中期を代表する百舌鳥古墳群について、最新の研究成果を基に講演会を開催します。
　講演では、百舌鳥・古市古墳群で大量に埋納された鉄製武器・武具を取り上げ、祭祀的な政治体制をうかがわせる古墳時代前期から、武力的な政治体制であったと推測される古墳時代中期への変遷について、甲冑（かっちゅう）などの武具、鉄鏃（てつぞく）などの鉄製武器、また、それらの原材料の鉄を産出した朝鮮半島をはじめとした東アジアとの関係など、百舌鳥古墳群の被葬者も関わったと考えられる５世紀の動乱の内容に迫ります。

百舌鳥古墳群講演会「漆黒の武具・白銀の武器−百舌鳥古墳群と5世紀の動乱−」
●日　　時　平成24年3月20日（祝）　10:00〜16:30
●会　　場　堺市産業振興センター イベントホール
　　　　　　（堺市北区長曽根町183番地5）
●内　　容　基調講演　「百舌鳥・古市古墳群の成立と東アジア世界の動向」
　　　　　　　　　　　　菅谷 文則 氏（奈良県立橿原考古学研究所 所長）
　　　　　　講　　演　「倭王の武装−巨大古墳の時代を彩った武器武具の語る社会−」
　　　　　　　　　　　　橋本 達也 氏（鹿児島大学総合研究博物館 准教授）
　　　　　　　　　　　「百舌鳥古墳群の武器武具に見る特質」
　　　　　　　　　　　　鈴木 一有 氏（浜松市文化財課）
　　　　　　　　　　　「古墳時代中期の武器と東アジア世界」
　　　　　　　　　　　　水野 敏典 氏（奈良県立橿原考古学研究所 総括研究員）
　　　　　　討　　論　「百舌鳥古墳群と5世紀の動乱」
　　　　　　　　　　　　司　　会：橋本 達也 氏
　　　　　　　　　　　　パネラー：菅谷 文則 氏、鈴木 一有 氏、水野 敏典 氏
　　　　　　　　　　　　　　　　　堺市文化財課職員
●主　　催　堺市
●定　　員　800名（申込み先着順）
●参 加 費　無料
●参加申込　◆受付開始日　平成24年2月2日（木）　　
　　　　　　◆申込方法　　往復はがき（1グループ4名まで）
◆記載事項　　往信裏面：申込者の住所・氏名・連絡先電話番号
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（複数で申し込む場合は全員記載）
　　　　　　　　　　　　　返信表面：返送先の郵便番号・住所・氏名
　　　　　　◆申 込 先　 堺市 文化観光局 文化部 文化財課分室
　　　　　　 〒590-0156　堺市南区稲葉1丁3142
　　　　　　 TEL：072-273-6101　FAX：072-273-5984