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聖マリアンナ医科大学病院と協働で「PPE Portrait Project」を推進

〜医療スタッフの「顔の見える化」で患者さんの心理的苦痛を軽減〜

2021年3月22日
米国財団法人野口医学研究所

聖マリアンナ医科大学病院と協働で「PPE Portrait Project」を推進
〜医療スタッフの「顔の見える化」で患者さんの心理的苦痛を軽減〜

米国財団法人野口医学研究所(所在地:東京都港区虎ノ門1-12-9、創立者・名誉理事:浅野 嘉久、以下、当財団)と聖マリアンナ医科大学病院(所在地:神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1)は、個人用防護具(Personal Protective Equipment:PPE)越しでの、医療スタッフと患者さんとのコミュニケーションを活性化する試みとして「PPE Portrait Project:PPEポートレートプロジェクト1」を実施しております。
1PPE Portrait Projectウェブサイト https://ppeportrait.org/
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202103222588-O9-6I45Tva6
写真提供:UMASS緩和ケア
引用元:https://ppeportrait.org/
■「PPE Portrait Project』とは
 ガウン、手袋、N95マスク、キャップ、 エプロン、シューカバー、?フェイスシールド、ゴーグルといったPPEの適切な着用は、医療スタッフをウイルス感染から守る上で非常に有効な手段です。しかしその半面、PPEの着用により、患者さんからは医療スタッフの顔や表情が見えにくくなり、患者さんの恐怖心をあおることが問題視されています。
「PPE Portrait Project」は、2014年に西アフリカでエボラ出血熱が流行した際、米国のオクシデンタル大学 Mary Beth Heffernan教授が、患者さんの治療効果の改善と心理的苦痛の軽減を目的として、医療スタッフのPPEに顔写真を貼ることを提唱したのが始まりです。この取り組みが新型コロナウイルス流行下の米国で再び注目され、現在、マグネット2ホスピタル認証を受けた一部の病院などで実施されています。
医療スタッフの「顔の見える化」を通して患者さんと医療スタッフのコミュニケーションが活性化することで、実際に患者さんの孤立感や心理的苦痛が軽減されるとの報告もあり、治療やケアを受け入れやすくなることが期待されています。
2マグネット認証プログラムは、アメリカ看護師認証センター(The American Nurses Credentialing Center, ANCC)が、看護の卓越性を評価する厳しい基準を満たした医療機関を認証するもの。

■聖マリアンナ医科大学病院での取り組み
 当財団は、聖マリアンナ医科大学病院での「PPE Portrait Project」導入、および円滑な運営のための支援を行っています。
同病院でのプロジェクト開始後3カ月の評価調査では、「顔が見えることで安心する、うれしいなど患者さんに笑顔が見られた」「写真をきっかけに患者さんとのコミュニケーションが取れるようになった」などプロジェクトに参加した看護師の6割以上が、プロジェクトの効果と継続に前向きな感想を述べています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202103222588-O8-Q46tW1y9
聖マリアンナ医科大学病院でのプロジェクト実施の様子

これからも当財団は、こうした活動を通して、患者さまの痛みや苦しみに共感し、寄り添うことができる医療スタッフの育成に努めてまいります。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202103222588-O7-739y2Lfi
■米国財団法人野口医学研究所とは
米国財団法人野口医学研究所は、日本が生んだ世界的な細菌学者であり医学者である野口英世博士の功績を称え、その精神を継ぎ、第二・第三の”野口英世“の育成を目的として1983年、野口英世博士ゆかりの地である米国ペンシルバニア州フィラデルフィアに設立された米国財団法人です。
日野原重明博士、ジョセフS.ゴネラ博士らの発案で、浅倉稔生博士とその教え子である浅野嘉久博士らにより設立された当財団では、世界の最先端を行く米国医学教育研修制度の実践と国際医学交流を促進。毎年数多くの日本人メディカルスタッフを提携先の米国大学や病院に留学生として派遣し、その活動を支援しています。
当財団は、「患者優先の医療(Compassion-Humanity&Empathy in Medicine-)」を掲げ、こうした活動を通して、患者さまの痛みや苦しみに共感し、思いやりをもって心に寄り添うことができるメディカルスタッフの教育・育成に努めています。

■米国財団法人野口医学研究所
創立者・名誉理事 浅野 嘉久
創立者・名誉理事 ジョセフS.ゴネラ
所在地 日本事務局 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-12-9 スズエ・アンド・スズエビル4階
設立 1983年6月
電話番号 03-3501-0130
FAX 03-3580-2490
公式WEBサイト https://noguchi-net.com/home/

 

 

 

 

 

 

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