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水分の過剰摂取で内臓機能低下が懸念される2011年夏。「長いも」を有効活用して夏バテ予防を!




2011年の夏は水分の過剰摂取で内臓機能低下が懸念!?
「長いも」を有効活用して、夏バテ予防を!
「ホクレン」・「JA全農あおもり」が、暑い夏でも「長いも」を上手に扱う方法を、共同提案


ホクレン農業協同組合連合会(本所:北海道札幌市、以下ホクレン)は、JA全農あおもり(本部:青森県青森市)と共同で、夏バテ予防効果の高い「長いも」を、夏に上手く活用する方法を提案いたします。

■2011年夏は、暑さ対策に“日本人の知恵”が有効!?
気象庁の発表によると、2011年夏(6月〜8月)の気温は、東・西日本で平年並、もしくは、平年よりも高くなる確率が高いと予想されています(2011年5月25日発表:全国3か月予報)。同時に、2011年は、節電などの影響でより暑さ対策が必要になると考えられます。暑さにより“夏バテ”が多発することが懸念されることから、早い時期から、“夏バテ”予防策を行っておくことが重要だと言えそうです。

そんな中、節電にもなる昔ながらの暑さ対策が“日本人の知恵”として注目を集めています。室内の暑さを和らげるための「すだれ」や「よしず」、通気性の良い衣類である「ステテコ」や「甚平」などが見直されている他、「打ち水」に取り組む人も増加すると考えられています。これらの暑さを和らげる対策も有効ですが、夏バテをしにくい体を作る「食」も重要であると言えます。夏バテ予防におすすめな食材が、「長いも」です。


■夏バテ予防に効果のある「長いも」。消化を助ける“アミラーゼ”と“プロテアーゼ”がポイント!
食材の栄養素などに詳しい、天使大学 看護栄養学部の荒川義人教授は、夏バテの予防には、消化管の機能を低下させないようにすることが重要であると言います。

「夏は、水分を大量に摂取しがちとなるため、体内の消化酵素の働きや、消化管の消化能力そのものが低下してしまいやすい状態にあります。また、暑さにより食欲がおちる結果、摂取する栄養バランスが崩れてしまい、これも消化管の機能低下につながります。消化能力の低下は、身体に必要な栄養素を吸収したくてもできない、という悪循環に陥り、身体全体の機能が低下してしまいます。この状態が、いわゆる夏バテです。暑さが本格化する前に、夏バテ予防対策をとり、夏バテの状態に陥らないようにすることが大切だといえます。夏バテ予防には、“食事”が大きな役割を果たします。

『長いも』は、夏バテ予防に非常に効果的な食材です。『長いも』には、体内で消化に関わる酵素“アミラーゼ”(でんぷんを分解)と、“プロテアーゼ”(タンパク質を分解)が含まれていますので、消化を助けてくれます。“ムチン”というネバネバ成分はマンナンという多糖類とタンパク質で構成されていますが、共存するプロテアーゼがタンパク質の利用効率を高めてくれます。また、体内においてエネルギーを生産するのに重要な役割を果たすビタミンB群も含まれているため、エネルギー不足予防にも効果があります。

また、2011年夏は、節電の影響で冷たいものを摂取する人が増加し、消化管が冷えることも懸念されます。消化管が冷えると、栄養素の消化吸収機能が弱まり、夏バテが促進するため、腸内環境を整えることが大切ですが、『長いも』は食物繊維が多く含まれるため、昨今注目されている、プレバイオティクス(腸内に存在する善玉菌を元気にする)効果が期待できます。腸内環境が良くなることで免疫力向上にもつながります。」


荒川教授は、夏バテ予防に効果的な「長いも」の食べ方について、次の2つをすすめています。

1.豚肉と長いもを同時に食べる。
→ビタミンB群(とくにB1)の多い豚肉と「長いも」を同時に食べると、「長いも」に含まれる“プロテアーゼ”の働きで豚肉が柔らかくなり、タンパク質の消化も良くなる。消化能力が落ちている時にもオススメ。

2.そうめんや蕎麦を食べる時は、とろろをトッピングする。
→夏は食欲が無くなり、そうめんや蕎麦を食べる機会が増えるが、そうめんや蕎麦のでんぷんを効率よく消化し、またビタミンB群を補ってエネルギー生産の効率を高めることも大切。「長いも」を同時に食べることがオススメ。


■上手な「長いも」の扱い方のポイント

◆保存のポイント◆
1.切る前の「長いも」保存
「長いも」を購入する際は、1本丸ごとの購入がオススメです。環境により保存期間は異なりますが、「オガクズ」や「もみがら」の中に入れ、冷暗所で保存すると、長期間(5ヶ月程度)保存することが可能です。また、「オガクズ」や「もみがら」が手に入らない場合は、1本ずつ新聞紙につつみ、冷暗所に置いておくと持ちが良くなります。(夏場は半月程度、冬場は2〜3ヶ月程度保存が可能)

2.切った後の「長いも」保存
「長いも」を使用した残りや、スーパーなどで売られている切断した「長いも」は、冷蔵庫で1週間程度持ちます。「長いも」の切り口が空気に触れると、白から茶色へ変色しますが、食べても問題はありません。白さを保ちたい場合は、切った後すぐに、切り口を酢水につけておくと、色代わりを防ぐことができます。

3.便利な冷凍保存
1人暮らしなどで、1週間で「長いも」を消費しきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。
「長いも」をすりおろしたものや、千切りにしたものは、冷凍庫で保存することができ、約1カ月間保存が可能です。
◇とろろの保存方法
「長いも」を生のまますりおろした後、冷凍庫用ポリ袋に入れ、薄い板状にして冷凍庫に入れましょう。冷凍後は、必要な分だけ割って取りだし、自然解凍して使います。
◇千切り長いもの保存方法
「長いも」を生のまま千切りにし、ラップで包むなどして小分けにし、冷凍庫に入れましょう。食べる際に必要な分だけ取り出し自然解凍して使います。お椀に入れお味噌汁を注ぐだけでもおいしく食べられます。


◆調理のポイント◆
1.かゆみ予防に酢水を活用
「長いも」には、酵素が含まれるため、扱うと手がかゆくなることがあります。かゆみが気になるという方は、手を酢水につけてから調理をしましょう。酢が酵素の働きを抑えてくれるため、かゆみを感じにくくなります。

2.すべり予防にビニール袋を活用
「長いも」はムチンというネバネバ成分が含まれるためすべりやすく、調理しにくさを感じる場合は、ビニール袋を活用しましょう。すべらないよう、必要な部分だけ皮をむき、その部分をビニール袋に入れた後、麺棒などでたたきます。そうすれば、簡単にとろろ状になり、手も汚れません。

3.かゆくなってしまった場合の対処法
「長いも」を扱っていて、手がかゆくなってしまった場合は、レモン汁や食酢を薄めたもので軽く手を洗い流しましょう。そうすれば、かゆみがおさまります。


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◆◇◆夏バテ予防おすすめ「長いも」レシピ◆◇◆
おいしく飲みやすく、いつでも手軽に「長いも」を摂取できる「ながいもジュース」がオススメです。

■ながいもジュースのレシピ
【基本の作り方(2人分)】
1.長いも(150g)は皮をむき、適当な大きさに切ります。
2.ミキサーに長いもと牛乳(200cc)、砂糖(大さじ2)※、氷(2〜3個)を入れ、1分間撹拌したらできあがりです。
※砂糖の代わりに、以下を入れるとバリエーションが楽しめます。
  A.ジャム(大さじ2) 
  B.はちみつ(大さじ2) 
  C.コンデスミルク(大さじ2)
  D.バニラアイス(カップ半分)とはちみつ(大さじ1) 

※基本の作り方にお好みの果物(リンゴやバナナなど)を追加するとさらにおいしくなります。
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■本リリースについてのお問い合わせ先
ホクレン&JA全農あおもり「長いも」PR事務局
(ブルーカレント・ジャパン株式会社内)
TEL:03-6204-4141  担当:石井・吉村
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