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トラックへの荷積み自動化の実運用を開始

倉庫作業者の労働負荷軽減、トラックの滞留時間削減へ  三菱ロジスネクストと共同実証実験が完了

鴻池運輸株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長執行役員 鴻池 忠彦、以下 鴻池運輸) は、三菱重工グループの三菱ロジスネクスト株式会社(本社:京都府長岡京市、代表取締役社長 間野 裕一、以下 三菱ロジスネクスト)と共同で、2022年3月より、主に飲料製品の保管・入出荷・配送業務を行う鴻池運輸 神奈川綾瀬営業所(神奈川県綾瀬市)で実施していた無人フォークリフト(Automated Guided Forklift、以下 AGF)によるトラックへの荷積み実証実験が完了し、2024年3月15日より実運用を開始しました。
※1 関連報道発表:2022年3月1日 https://www.konoike.net/news/detail/20230926221744.html




 現状、工場や倉庫における物流は自動化が進む一方、トラックへの荷積みは、トラックの車種や停車位置の違いに応じて積載位置の補正が必要であることや搬送時間の制約もあり、有人フォークリフトによる作業が中心です。物流現場は、慢性的労働力不足に加え、物流業界の「2024年問題」でさらなる労働力不足が深刻です。また、繁忙時は作業に伴うトラックの滞留時間が発生し、定時の搬出・搬入を妨げる要因の一つとなっていることが課題となっています。
 実証実験は、三菱ロジスネクストのAGF等の自律化・知能化・自動化技術と、鴻池運輸が長年にわたり多種多様な現場で培ってきた豊富な知見やノウハウを生かし、これらの課題解決のためにAGFを活用して作業を自動化することで、作業者の労働負荷軽減とトラックの滞留時間削減を目指す取り組みでした。実証実験では、トラックの荷役位置検知試験やトラックへの誘導機能試験、自動化実運用に向けた能力・安全機能を検証し、その結果、変化する積載位置に応じてAGFが自らの判断で最適に稼働し、有人フォークリフト作業に匹敵する精度と時間でトラックへの荷積みを行えるようになりました。なお、トラックへの積み込み時間は、大型トラック(16パレット)1台に対して15分以内で満載が可能です。

 今後、鴻池運輸では、神奈川綾瀬営業所でのAGF追加導入によるトラックへの荷積み自動化の拡大や鴻池運輸の他の倉庫での活用も視野に展開していく考えです。鴻池運輸では、2030年ビジョンで「技術で、人が、高みを目指す」というメッセージを掲げており、最新技術と現場で培われてきた職人の技術を掛け合わせ、「現場のあり方」を進化させていきます。

■倉庫にパレット積みされた荷物をAGFが搬出
[画像1: https://prtimes.jp/i/14298/18/resize/d14298-18-970d00e42e78018c5787-2.png ]

■AGFが倉庫の荷物をトラックへ搬送     
[画像2: https://prtimes.jp/i/14298/18/resize/d14298-18-e707af5748518914de32-4.png ]

■AGFでトラックへ積載 
[画像3: https://prtimes.jp/i/14298/18/resize/d14298-18-53d5f2d1ea53d0ed2c04-1.jpg ]

■積み込み完了後
[画像4: https://prtimes.jp/i/14298/18/resize/d14298-18-542655175ac29ef08aed-3.jpg ]


https://prtimes.jp/a/?f=d14298-18-24c2b986e8a04390f014ef0814e107fa.pdf
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