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米ロビン、障害を持つ患者への仮想空間セカンドライフ参加支援サービスを提供へ

脳波コントロールでキャラクター操作ができるシステムの導入も
障害を持つ患者の社会活躍を促進



米イングリッシュロビンは8月25日、多人数同時参加型ネットワークコミュニケーションツール【セカンドライフ(Second Life)】への参加支援サービスを障害を持つ患者へ提供することを発表した。今後、障害を持つ患者の社会進出に役立つと期待されている。

これは米ロビン社の仮想空間事業を行うVostera社を通じて障害者へ仮想空間に参加するサービスを提供する事業。

現在米国で提供されている障害者向けマウスやキーボード、音声認識技術などを使い、患者の障害に合わせたカリキュラムを構築。20回程度の集中トレーニングを行うことでセカンドライフを利用できるように訓練するサービスを提供する。病院やリハビリ施設などでの利用を見込んでいる。

現在、米国の企業でテストされている脳波信号を利用したコントロール方法の導入も障害の程度に応じて採用する。

米ロビンでは以前より障害者がPCを使うための片手キーボードなどのグッズを販売しておりこのエリアでの経験が豊富。まず米国でのサービス提供を開始し、日本においては年度末のサービス開始を視野に入れ、現在日本でのビジネスパートナーを募集している。

社長のFOX氏によると、「障害を持つ人たちが仮想空間を利用した社会で活躍できる記念になるはじめの一歩だ。近い将来、ベッドの上から海外旅行をしたり、仮想空間内において現実とリンクしたスーパーマーケットで買い物をしたり、大学の授業に参加したりすることが可能になるはずだ。
また障害者のリハビリにも役立つのではないか。」と述べている。

米ロビン社は国際不動産開発・投資グループ。セカンドライフにおいては3年にわたり80サーバー以上の仮想「リゾート開発」の実績を誇るという。関連会社のVostera社は企業のセカンドライフ参入を支援している。

Vostera社
http://www.vostera.com/
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