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「個人の信用価値を最大化する」をミッションに掲げ、家賃保証会社向けSaaS型家賃保証支援システム「家賃保証クラウド」を開発・提供するリース株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役：中道康徳、以下「リース」）はこのたび、行動経済学の第一人者である大竹文雄氏（CoBe-Tech株式会社 取締役CKO / 大阪大学 特任教授）と、2025年11月にアドバイザリー契約を締結しました。
今後は双方の知見を活用し、共同研究に向けて取り組みを進めてまいります。
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（写真左から）リース 中道代表取締役CEOとCoBe-Tech 取締役CKO / 大阪大学 大竹教授

アドバイザリー契約締結の背景と目的

1. SaaS「家賃保証クラウド」へ行動経済学的アプローチの反映
リースは、これまで家賃保証領域においてサービスを展開してきました。家賃保証会社向けに提供するSaaS「家賃保証クラウド」では、AI審査、契約管理、滞納管理、督促など、保証業務全体を包括的に支援してまいりました。

近年、家賃滞納や支払い遅延の背景には、経済的要因に加えて、心理的バイアスや行動的要因が関与している可能性が指摘されています。

このような問題意識のもと、リースは行動経済学の第一人者である大竹教授とともに、行動経済学的なアプローチから家賃保証業界に対する分析的な理解を深め、得られた知見をプロダクトに反映することで、利用者自身が意図せず発生させてしまう家賃滞納の抑止や、滞納発生時の適切な働きかけによる速やかな家賃支払いの促進等、より一層家賃保証業界全体の効率化と健全化に貢献してまいります。
2. 信用スコアリングへ向けての研究
リースが掲げる「個人の信用価値を最大化する」というミッション実現のため、「信用スコア」・「信用スコアの社会的受容性」に関して研究を進めます。

行動経済学の観点を取り入れた信用スコアの作成や、入居者が「家賃が信用履歴になる」ことをどのように認識し、その結果として行動がどのように変化するのかについても調査してまいります。

CoBe-Tech株式会社 取締役 / 大阪大学 特任教授 大竹 文雄氏からのコメント

家賃滞納は単なる経済的問題にとどまらず、人々の心理や行動にも深く関係しています。
リース社との共同研究を通じて、より人間理解に基づいた信用評価のあり方を探求し、安心して暮らせる社会の構築に寄与したいと考えています。

リース　代表取締役CEO　中道 康徳からのコメント

行動経済学の知見をサービスに反映させることで、より一層魅力的なサービス実現を目指します。
弊社ミッションである「個人の信用価値を最大化する」に向けて、行動経済学の第一人者である大竹教授とともに、新しい信用の形を社会に提示していきたいと考えております。

大竹 文雄氏の略歴

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大竹 文雄
大竹 文雄（おおたけ ふみお）
CoBe-Tech株式会社 取締役CKO
大阪大学　感染症総合教育研究拠点　特任教授

京都大学経済学部卒業後、大阪大学院経済学研究科に進学し、博士号（経済学）を取得。大阪大学経済学部助手、同大阪大学社会経済研究所教授、同大学院経済学研究科教授などを経て、2021年より現職。日本学士院賞、サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞などを受賞。2022年には、大阪大学発ベンチャーのCoBe-Tech株式会社　取締役CKOに就任。

専門分野は、行動経済学、労働経済学。行政や企業におけるマーケティングリサーチやナッジメッセージの作成、行動経済学を活用したコンサルティング、アドバイスなどを行う。著書に『行動経済学の使い方』（岩波新書）、『あなたを変える行動経済学』（講談社現代新書）など。2025年11月、リース株式会社のアドバイザリー契約を締結。

リース株式会社ついて

リースは、不動産×金融を切り口に、信用経済社会（評価経済社会）における与信プラットフォームを目指すCreditTechのスタートアップとして、AI SaaS型家賃保証支援システム「家賃保証クラウド」を開発・運営しています。独自に開発した200項目以上の与信アルゴリズムを活用し、従来の審査基準に依存しない多角的な審査を実現。入居者の信用力を精緻に評価することで、不動産管理会社やオーナーのリスクを最小化し、より柔軟で公平な賃貸契約を支援しています。

設立： 2018年9月13日
代表者： 代表取締役　中道 康徳
所在地： 東京都新宿区西新宿７丁目9-16 西新宿メトロビル 6F
URL：https://rease.co.jp/
- SaaS型家賃保証支援システム『家賃保証クラウド』
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