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中小型株やテーマ性のある材料系の銘柄中心

ランチタイムコメント
 日経平均は続落。50.06円安の17333.52円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えている。米国は感謝祭の祝日に入ることで、海外勢のフローが限られており、こう着感の強い相場展開に。また、石油輸出国機構(OPEC)会合で減産を決定するかを見極めたいとの思惑なども手掛けづらくさせている。
 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下げているが、小型株指数の底堅さが目立つ。ジャスダック平均、マザーズ指数はプラスに。セクターでは、精密機器、電気機器、石油石炭が小じっかリ。一方で、鉱業、電力ガス、パルプ紙、陸運などが冴えない。

 日経平均は狭いレンジ取引が続いており、5日線レベルでの攻防に。底堅さは意識されているが、米国が感謝祭で祝日、翌28日が半日取引になるため、海外勢の資金流入は限られている。そのため、トレンドは出難い需給状況になる。TOPIXの下落によって後場は日銀のETF買入れが期待されることになるが、相場の押し上げ要因としては期待しづらいところか。
 そのため、物色については昨日同様、中小型株やテーマ性のある材料系の銘柄での短期的な値幅取り狙いの商いが中心になると考えられる。売買代金上位では、マーベラス<7844>、OTS<4564>、フィンテック<8789>、ユーグレナ<2931>が堅調だ。(村瀬智一)

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