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日経平均は4日続落、業績悪化やコロナ再拡大で売り

相場概況
日経平均は4日続落。28日の米国市場でNYダウは反落し、205ドル安となった。追加経済対策の議会合意を巡る不透明感、経済指標や企業決算の予想下振れが嫌気された。大規模な金融緩和が当面維持されるとの見方から為替相場は一時1ドル=104円台まで円高に振れ、本日の日経平均は113円安からスタート。寄り付き後も業績悪化した銘柄を中心に売りが出て下げ幅を広げる展開となり、後場に入ると中国や国内での新型コロナウイルス再拡大を受けて22366.34円(前日比291.04円安)まで下落する場面があった。

大引けの日経平均は前日比260.27円安の22397.11円となった。4日続落は3月30日〜4月2日以来。東証1部の売買高は11億8639万株、売買代金は2兆1053億円だった。業種別では、鉄鋼業、輸送用機器、その他金融業が下落率上位で、その他も全般軟調。海運業と情報・通信業の2業種のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の83%、対して値上がり銘柄は14%となった。

個別では、決算が嫌気されたキヤノン<7751>、ファナック<6954>、日産自<7201>などが急落。キヤノンは第2四半期(4-6月)の赤字転落や減配がネガティブ視され、メルコ<6676>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。ほかに売買代金上位では円高を受けてトヨタ自<7203>の軟調ぶりが目立ち、一部証券会社の投資判断引き下げが観測された資生堂<4911>は大きく下落。第1四半期(4-6月)が大幅増益となった東エレク<8035>は朝方こそ買いが先行したが、小安く引けた。一方、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が堅調で、ファーストリテ<9983>や三菱UFJ<8306>は小じっかり。決算で自転車需要の高まりが再確認されたシマノ<7309>は商いを伴って3%超上昇した。同様にコメリ<8218>は決算が好感され、エステー<4951>やエアーテック<6291>とともに東証1部上昇率上位に顔を出した。


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