米FRBの“質的ガイダンス”、投資家は経済指標に一段と敏感に
[14/03/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
米連邦準備理事会(FRB)は現地時間18-19日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、金融政策の先行きを示すフォワードガイダンスから失業率の基準を撤廃することを決めた。
従来は失業率が6.5%まで低下するまで利上げを検討しないとされていたが、この基準値が撤廃され、政策立案の重要項目から失業率を除外した結果になった。
一方、FRBは労働市場の状況やインフレ圧力、金融市場の動向などを利上げ再開の判断基準にすることを決め、従来よりもガイダンスに柔軟性を持たせた。
ただ、今回のガイダンス変更により、投資家が強い経済統計にこれまで以上に敏感になるとの懸念が持ち上がっている。
TD証券では「経済や金融情勢の質的評価に基づくフォワードガイダンスは正しい政策変更かもしれないが、市場のボラティリティ(変動率)を高める」と指摘。このため、投資家は政策立案者の金利予想により一層注意を払うようになると分析している。
なお、FOMC委員によるフェデラルファンド金利見通しは2015年末が従来の0.75%から1%に、翌16年末が1.75%から2.25%に上方修正された。
<RS>
従来は失業率が6.5%まで低下するまで利上げを検討しないとされていたが、この基準値が撤廃され、政策立案の重要項目から失業率を除外した結果になった。
一方、FRBは労働市場の状況やインフレ圧力、金融市場の動向などを利上げ再開の判断基準にすることを決め、従来よりもガイダンスに柔軟性を持たせた。
ただ、今回のガイダンス変更により、投資家が強い経済統計にこれまで以上に敏感になるとの懸念が持ち上がっている。
TD証券では「経済や金融情勢の質的評価に基づくフォワードガイダンスは正しい政策変更かもしれないが、市場のボラティリティ(変動率)を高める」と指摘。このため、投資家は政策立案者の金利予想により一層注意を払うようになると分析している。
なお、FOMC委員によるフェデラルファンド金利見通しは2015年末が従来の0.75%から1%に、翌16年末が1.75%から2.25%に上方修正された。
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