【中国から探る日本株】ユニクロに中国でも「ブラック批判」、企業イメージに影響か
[14/03/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング<9983>の従業員待遇が不当だと、中国メディアが報じている。残業が多く、給与水準が低いとして、日本で言うところの“ブラック企業”だと非難されている。
広州を拠点とする中国紙「時代週報」が伝えたもので、ユニクロの急速な成長の裏には、安い人件費で大量の幹部候補を雇用している実態があると指摘されている。元社員は同紙の取材に対し、「8時間労働制」と言いながらも、実際は毎日朝8時30分から夜10時まで働いていたことを明かした。
また、同社は全世界で働く正社員の賃金体系を統一する「世界同一賃金」を導入する方針を打ち出しているが、中国の従業員の話では、2年前から現在まで給与水準は変わっていないという。同紙では、中国での低い給与水準は“特例”だと指摘。こうした人件費の圧縮が、「高品質で低価格」を実現するための手段の一つになっているとした。
中国では、労働環境の劣悪な企業や生産現場を「血汗工場」と呼ぶが、ユニクロに対しても「血汗を絞り取る機器だ」との批判が一部であがっていると、同紙では伝えている。こうした労働環境の中で人材の流出も進んでいるといい、企業イメージや経営へのマイナス影響を懸念する声もあがっている。
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広州を拠点とする中国紙「時代週報」が伝えたもので、ユニクロの急速な成長の裏には、安い人件費で大量の幹部候補を雇用している実態があると指摘されている。元社員は同紙の取材に対し、「8時間労働制」と言いながらも、実際は毎日朝8時30分から夜10時まで働いていたことを明かした。
また、同社は全世界で働く正社員の賃金体系を統一する「世界同一賃金」を導入する方針を打ち出しているが、中国の従業員の話では、2年前から現在まで給与水準は変わっていないという。同紙では、中国での低い給与水準は“特例”だと指摘。こうした人件費の圧縮が、「高品質で低価格」を実現するための手段の一つになっているとした。
中国では、労働環境の劣悪な企業や生産現場を「血汗工場」と呼ぶが、ユニクロに対しても「血汗を絞り取る機器だ」との批判が一部であがっていると、同紙では伝えている。こうした労働環境の中で人材の流出も進んでいるといい、企業イメージや経営へのマイナス影響を懸念する声もあがっている。
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