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NYの視点:FRB高官やスタッフは景気見通しで楽観的=議事録

注目トピックス 経済総合
米連邦準備制度理事会(FRB)は4月28-29日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表した。景気判断では、6月の利上げを正当化するほど回復していないというメンバーの見方が大半を占めた。6月の利上げを支持したメンバーは少数に限られたものの、6月の利上げの可能性は除外しなかった。経済は第1四半期に明らかに行き詰まったが、FRB高官やスタッフは全般的に中期的な見通しで楽観的だった。米ウォ?ルストリートジャーナル紙のFedウォッチャーであるヒルゼンラス氏はFRBのスタッフが成長見通しを引き上げたことに注目。スタッフは理由にドルの上昇が一段落したことが輸出を支援し、また、事前に予想されていたよりも長期にわたり低金利が続くことが成長を支援すると見ている。

米商務省が発表した1-3月期GDP速報値は0.2%増。貿易赤字の大幅な拡大を受けてエコノミストは1-3月期の国内総生産(GDP)見通しをマイナス成長に引き下げた。ただ、過去30年間、米国のGDPは季節調整が十分でないためか1年を通じて第1四半期の成長の伸びが最も低く、第2、第3、第4四半期に向けて成長ペースが加速する傾向がある。特に金融危機後、その傾向が顕著に表れている。米国商務省の経済分析局はこの現象に気づいており、この問題への対処を検討中だという。分析局は、原因として国防歳出や在庫の動向を挙げた。7月30日には修正が発表される。サンフランシスコ連銀は調整後の1-3月期のGDPは1.8%増だと発表している。米国経済が、FOMCが期待していた通りに拡大している証拠がのちに確認される可能性も否定できない。


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