今日の為替市場ポイント:ドルは102円台で推移か、有力な手掛かり材料不足で小動きとなる可能性
[14/03/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
人民元相場の下落(対米ドル)が続いている。1月中旬にかけて1ドル=6.0393元まで米ドル安・人民元高が進んでいたが、1月下旬頃より、米ドル高・人民元安に転換し、2月下旬以降、人民元安は加速した。3月20日には1ドル=6.2330元近辺まで米ドル高・人民元安が進んだ。
中国政府は17日より、人民元の変動幅を基準値の上下1%から同2%に拡大することを決めたが、変動幅の拡大は人民元相場の下落ペースを速める結果となった。市場参加者の間では、投機筋などがデリバティブ取引に絡んだ米ドル売り・人民元買いのポジションを解消しているとの見方が浮上している。
一部の市場参加者は、1ドル=6.30-6.40元まで米ドル高・人民元安が進行すると予想しているが、米国がこの動きを黙認すれば、人民元相場のさらなる下落が予想されている。中国経済の先行きに対する懸念が浮上しており、中国政府が人民元相場の下落を容認しても不思議ではないとの声が聞かれているが、人民元相場の動向については予断を許さない状況がしばらく続くことになりそうだ。
本日21日のドル・円は102円台で推移か。有力な手掛かり材料が少ないことから、ドルは主に102円台前半で推移する見込み。中国株の上昇はドル買い・円売りにつながる可能性がある。
<MK>
中国政府は17日より、人民元の変動幅を基準値の上下1%から同2%に拡大することを決めたが、変動幅の拡大は人民元相場の下落ペースを速める結果となった。市場参加者の間では、投機筋などがデリバティブ取引に絡んだ米ドル売り・人民元買いのポジションを解消しているとの見方が浮上している。
一部の市場参加者は、1ドル=6.30-6.40元まで米ドル高・人民元安が進行すると予想しているが、米国がこの動きを黙認すれば、人民元相場のさらなる下落が予想されている。中国経済の先行きに対する懸念が浮上しており、中国政府が人民元相場の下落を容認しても不思議ではないとの声が聞かれているが、人民元相場の動向については予断を許さない状況がしばらく続くことになりそうだ。
本日21日のドル・円は102円台で推移か。有力な手掛かり材料が少ないことから、ドルは主に102円台前半で推移する見込み。中国株の上昇はドル買い・円売りにつながる可能性がある。
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