前場に注目すべき3つのポイント〜中国3月HSBC製造業PMIなどを見極める展開に
[14/03/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:核セキュリティ・サミット見極め、配当志向の物色が中心か
■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し
■前場の注目材料:パナソニック<6752>の14年3月期営業利益は2900億円前後との観測、市場予想は3200億円前後
■核セキュリティ・サミット見極め、配当志向の物色が中心か
☆日経225想定レンジ:上限14450円-下限14200円
24日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうである。オランダ・ハーグで24、25日に開かれる核安全保障サミット(核セキュリティ・サミット)での日米韓首脳会談が開催される予定である。日韓関係が改善に向かうかが注目される。また、ウクライナ情勢に関する協議が行われるため、米欧とロシアの対立によるリスク回避的な流れには注意が必要になりそうだ。
期末要因から機関投資家などは積極的には動きづらいとみられる一方、新年度入りによる思惑から底堅い展開が意識される。週前半は配当志向の物色が意識され、週後半はJPX400指数などの意識が高まりやすいほか、高ROEでの割安銘柄を探る動きなどがありそうだ。ただし、上値追いには慎重と考えられるなか、引き続き先物市場での仕掛け的な値動きには注意が必要だろう。
そのほか、医療・福祉向け人支援ロボットを手掛けるCYBERDYNE(サイバーダイン)<7779>が26日にマザーズ市場に新規株式公開(IPO)する。市場の関心が集まりやすく、特に海外勢による注目度が高いようである。医療・介護支援ロボットは新たな成長産業の担い手として期待されていることもあり、不透明感のくすぶる市場のムードを一変させてもらいたいところである。
■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1790万株、買い1850万株、差し引き60万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
3月14日(金):570万株の買い越し
3月17日(月):420万株の売り越し
3月18日(火):160万株の買い越し
3月19日(水):1570万株の買い越し
3月20日(木):500万株の売り越し
■前場の注目材料
・寄り付き後は日本時間10時45分発表予定の中国3月HSBC製造業PMI速報値に注目
・核セキュリティ・サミット見極めで値動きの軽い中小型株での短期物色が継続へ
・パナソニック<6752>の14年3月期営業利益は2900億円前後との観測、市場予想は3200億円前後
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
10:45 中・3月HSBC製造業PMI速報値(予想:48.7、2月:48.5)
<KO>










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