後場に注目すべき3つのポイント〜政策期待から売り込みづらいが、次第に上値の重さを嫌気も
[16/05/17]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・政策期待から売り込みづらいが、次第に上値の重さを嫌気も
・ドル・円は108円96銭付近、ドルもみあい、109円付近は利益確定売り継続
・英ビジネス界300人超がEU離脱の支持表明で書簡公表
■政策期待から売り込みづらいが、次第に上値の重さを嫌気も
日経平均は続伸。148.71円高の16615.11円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えた。16日の米国市場はゴールドマンによる原油見通しの引き上げや、バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイによるアップル株取得が明らかになったことが好感され、NYダウは3ケタの上昇。シカゴ先物は16600円に乗せるなか、これにさや寄せする格好から買いが先行した。
ただし、寄り付き直後に16649.66円をつけた後は、こう着感の強い相場展開をみせている。一時25日線や5日線を下回る場面もみられるなど、同水準での攻防が続いている。セクターでは、鉱業、海運、不動産、鉄鋼、陸運、倉庫運輸、証券、非鉄金属などが強い。一方で、パルプ紙、ゴム製品が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。
日経平均は25日線レベルでの攻防が続いている。一目均衡表では雲を突破して始まり、基準線、転換線を上回っての推移となり、一先ず安心感につながる。また、新興市場では、SOSEI<4565>がプラス圏で推移していることから、マザーズ指数もプラス圏で推移しており、こちらも安心感につながろう。
明日18日に発表される1-3月期のGDP(速報値)が注目される。事前予想では前期比年率0.3%増と2四半期ぶりプラス成長が予想されている。ただ、うるう年効果であり、2月が1日長いことで個人消費を押し上げている。これを除けば2四半期連続のマイナスと考えられ、コンセンサス通りの結果としても、財政政策への期待が高まる可能性がある。政策期待から売り込みづらいなか、前場高値を超えられないと、嫌気売りを誘う可能性はありそう。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は108円96銭付近、ドルもみあい、109円付近は利益確定売り継続
17日午前の東京外為市場で、ドル・円はもみあう展開となった。109円付近は利益確定売りが続いており、上値は重い。
ドル・円は引き続き株価が手がかりとなっているもよう。日経平均株価の上げ幅縮小を受け、ドルは一時108円89銭まで下落。その後日経平均が再び堅調地合いになると、ドルは109円付近まで値を戻した。
ただ、109円付近は利益確定売りが強く、戻りは限定的。ランチタイムの日経平均先物が伸び悩んでいるほか上海総合指数も弱含む展開のため、ドルは午後の取引でも引き続き上値の重さが意識されそうだ。
ここまでドル・円は108円89銭から109円11銭、ユーロ・ドルは1.1313ドルから1.1324ドル、ユーロ・円は123円25銭から123円47銭で推移。
12時20分時点のドル・円は108円96銭、ユーロ・円は123円31銭、ポンド・円は157円76銭、豪ドル・円は80円05銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、2位ソフトバンクG<9984>、2銘柄で日経平均を約27円押し上げ
・gumi<3903>、アカツキ<3932>、チエル<3933>などが前場ストップ高
・SOSEI<4565>が急反発、ウルティブロの優越性を米学術紙に発表
・英ビジネス界300人超がEU離脱の支持表明で書簡公表
・原油を中心とした商品価格の上昇を受けて、住友鉱<5713>など資源関連銘柄上昇
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・13:30 3月鉱工業生産確報(速報値:前月比+3.6%)
<海外>
・特になし
<WA>
・政策期待から売り込みづらいが、次第に上値の重さを嫌気も
・ドル・円は108円96銭付近、ドルもみあい、109円付近は利益確定売り継続
・英ビジネス界300人超がEU離脱の支持表明で書簡公表
■政策期待から売り込みづらいが、次第に上値の重さを嫌気も
日経平均は続伸。148.71円高の16615.11円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えた。16日の米国市場はゴールドマンによる原油見通しの引き上げや、バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイによるアップル株取得が明らかになったことが好感され、NYダウは3ケタの上昇。シカゴ先物は16600円に乗せるなか、これにさや寄せする格好から買いが先行した。
ただし、寄り付き直後に16649.66円をつけた後は、こう着感の強い相場展開をみせている。一時25日線や5日線を下回る場面もみられるなど、同水準での攻防が続いている。セクターでは、鉱業、海運、不動産、鉄鋼、陸運、倉庫運輸、証券、非鉄金属などが強い。一方で、パルプ紙、ゴム製品が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。
日経平均は25日線レベルでの攻防が続いている。一目均衡表では雲を突破して始まり、基準線、転換線を上回っての推移となり、一先ず安心感につながる。また、新興市場では、SOSEI<4565>がプラス圏で推移していることから、マザーズ指数もプラス圏で推移しており、こちらも安心感につながろう。
明日18日に発表される1-3月期のGDP(速報値)が注目される。事前予想では前期比年率0.3%増と2四半期ぶりプラス成長が予想されている。ただ、うるう年効果であり、2月が1日長いことで個人消費を押し上げている。これを除けば2四半期連続のマイナスと考えられ、コンセンサス通りの結果としても、財政政策への期待が高まる可能性がある。政策期待から売り込みづらいなか、前場高値を超えられないと、嫌気売りを誘う可能性はありそう。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は108円96銭付近、ドルもみあい、109円付近は利益確定売り継続
17日午前の東京外為市場で、ドル・円はもみあう展開となった。109円付近は利益確定売りが続いており、上値は重い。
ドル・円は引き続き株価が手がかりとなっているもよう。日経平均株価の上げ幅縮小を受け、ドルは一時108円89銭まで下落。その後日経平均が再び堅調地合いになると、ドルは109円付近まで値を戻した。
ただ、109円付近は利益確定売りが強く、戻りは限定的。ランチタイムの日経平均先物が伸び悩んでいるほか上海総合指数も弱含む展開のため、ドルは午後の取引でも引き続き上値の重さが意識されそうだ。
ここまでドル・円は108円89銭から109円11銭、ユーロ・ドルは1.1313ドルから1.1324ドル、ユーロ・円は123円25銭から123円47銭で推移。
12時20分時点のドル・円は108円96銭、ユーロ・円は123円31銭、ポンド・円は157円76銭、豪ドル・円は80円05銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、2位ソフトバンクG<9984>、2銘柄で日経平均を約27円押し上げ
・gumi<3903>、アカツキ<3932>、チエル<3933>などが前場ストップ高
・SOSEI<4565>が急反発、ウルティブロの優越性を米学術紙に発表
・英ビジネス界300人超がEU離脱の支持表明で書簡公表
・原油を中心とした商品価格の上昇を受けて、住友鉱<5713>など資源関連銘柄上昇
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・13:30 3月鉱工業生産確報(速報値:前月比+3.6%)
<海外>
・特になし
<WA>










SEO関連




