後場に注目すべき3つのポイント〜一瞬動揺もGDP上振れを改めて材料視
[16/05/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・一瞬動揺もGDP上振れを改めて材料視
・ドル・円は109円32銭付近、ドル切り返し、強いGDP受けた株価に連動
・三菱UFJ、みずほ、三井住友といったメガバンク株が買われる
■一瞬動揺もGDP上振れを改めて材料視
日経平均は続伸。100.75円高の16753.55円(出来高概算11億株)で前場の取引を終えた。寄り付き前に発表された1-3月期GDPは年率1.7%増と市場予想の0.3%増を大きく上回る結果となり、政策期待が後退するとの見方から、やや売りが先行した。米国市場の下落影響もあってか、寄り付き直後には一時16517.52円まで下げ幅を広げる場面もみられた。
しかし、改めてGDPの上振れが評価されるなか、三菱UFJ<8306>などメガバンクが強い動きをみせると、主力大型株主導で前引け間際には16800円に迫る場面もみられている。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が過半数を占めており、規模別指数では大型株指数の強さが目立った。セクターでは鉱業が6%超の上昇となったほか、銀行、石油石炭、海運、保険、卸売、証券、非鉄金属、不動産が堅調。一方で、電力ガス、情報通信、サービス、水産農林などが小安い。
GDPの予想外の上振れを受けて寄り付き直後は方向感が掴みづらかったが、日経平均はこれまで同様16500円近辺では売り込みづらく、その後の買戻しにつながっているようだ。一時16800円に迫る場面がみられているが、価格帯別出来高では16800-17200円レベルで出来高が膨らんでいる水準でもあり、ここからの一段高は期待しづらいところではある。
また、依然として政策期待は根強いほか、消費増税の先送りへの思惑もくすぶっている。売り込みづらいなかで、上値抵抗帯突破を試す展開が期待されているようである。一方、中小型株は需給不安が徐々に高まってきているようにみられる。SOSEI<4565>が節目の2万円を割り込んできており、マド埋め辺りが意識されてくる可能性もあり、センチメントの悪化が警戒されそうである。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は109円32銭付近、ドル切り返し、強いGDP受けた株価に連動
18日午前の東京外為市場で、ドル・円は切り返す展開となった。今朝発表された1-3月期国内総生産(GDP)が堅調だったことで日銀の緩和期待をめぐり思惑が広がった。
ドル・円は109円前半で寄り付いた後、朝方発表されたGDPが予想を大きく上回る前期比年率+1.7%となり、日本銀行による6月追加緩和への思惑はやや後退。日経平均の下落を受け、ドルはいったん109円を割り込んだ。
しかし、その後は日本経済の強さを好感した日経平均の切り返しを受け、ドル・円はGDP発表直前のレベルを上抜け一時109円39銭まで上昇した。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続いており、ドルは午後も底堅い値動きを予想する。
ここまでドル・円は108円73銭から109円39銭、ユーロ・ドルは1.1286ドルから1.1316ドル、ユーロ・円は122円96銭から123円56銭で推移した。
12時15分時点のドル・円は109円32銭、ユーロ・円は123円37銭、ポンド・円は157円82銭、豪ドル・円は79円68銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・菅官房長官「消費税の方針に変わりはない」
・国際帝石<1605>、サイバーダイン<7779>など6社の目標株価変更
・三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株が買われている
・KDDI<9433>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>といった通信大手が続落
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<WA>
・一瞬動揺もGDP上振れを改めて材料視
・ドル・円は109円32銭付近、ドル切り返し、強いGDP受けた株価に連動
・三菱UFJ、みずほ、三井住友といったメガバンク株が買われる
■一瞬動揺もGDP上振れを改めて材料視
日経平均は続伸。100.75円高の16753.55円(出来高概算11億株)で前場の取引を終えた。寄り付き前に発表された1-3月期GDPは年率1.7%増と市場予想の0.3%増を大きく上回る結果となり、政策期待が後退するとの見方から、やや売りが先行した。米国市場の下落影響もあってか、寄り付き直後には一時16517.52円まで下げ幅を広げる場面もみられた。
しかし、改めてGDPの上振れが評価されるなか、三菱UFJ<8306>などメガバンクが強い動きをみせると、主力大型株主導で前引け間際には16800円に迫る場面もみられている。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が過半数を占めており、規模別指数では大型株指数の強さが目立った。セクターでは鉱業が6%超の上昇となったほか、銀行、石油石炭、海運、保険、卸売、証券、非鉄金属、不動産が堅調。一方で、電力ガス、情報通信、サービス、水産農林などが小安い。
GDPの予想外の上振れを受けて寄り付き直後は方向感が掴みづらかったが、日経平均はこれまで同様16500円近辺では売り込みづらく、その後の買戻しにつながっているようだ。一時16800円に迫る場面がみられているが、価格帯別出来高では16800-17200円レベルで出来高が膨らんでいる水準でもあり、ここからの一段高は期待しづらいところではある。
また、依然として政策期待は根強いほか、消費増税の先送りへの思惑もくすぶっている。売り込みづらいなかで、上値抵抗帯突破を試す展開が期待されているようである。一方、中小型株は需給不安が徐々に高まってきているようにみられる。SOSEI<4565>が節目の2万円を割り込んできており、マド埋め辺りが意識されてくる可能性もあり、センチメントの悪化が警戒されそうである。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は109円32銭付近、ドル切り返し、強いGDP受けた株価に連動
18日午前の東京外為市場で、ドル・円は切り返す展開となった。今朝発表された1-3月期国内総生産(GDP)が堅調だったことで日銀の緩和期待をめぐり思惑が広がった。
ドル・円は109円前半で寄り付いた後、朝方発表されたGDPが予想を大きく上回る前期比年率+1.7%となり、日本銀行による6月追加緩和への思惑はやや後退。日経平均の下落を受け、ドルはいったん109円を割り込んだ。
しかし、その後は日本経済の強さを好感した日経平均の切り返しを受け、ドル・円はGDP発表直前のレベルを上抜け一時109円39銭まで上昇した。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続いており、ドルは午後も底堅い値動きを予想する。
ここまでドル・円は108円73銭から109円39銭、ユーロ・ドルは1.1286ドルから1.1316ドル、ユーロ・円は122円96銭から123円56銭で推移した。
12時15分時点のドル・円は109円32銭、ユーロ・円は123円37銭、ポンド・円は157円82銭、豪ドル・円は79円68銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・菅官房長官「消費税の方針に変わりはない」
・国際帝石<1605>、サイバーダイン<7779>など6社の目標株価変更
・三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株が買われている
・KDDI<9433>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>といった通信大手が続落
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