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ブイキューブ Research Memo(5):国内は順調に2ケタ成長、2013年に子会社化した中国も寄与

注目トピックス 日本株

■決算動向

(1)2013年12月期実績

●損益状況
ブイキューブ<3681>の2013年12月期連結業績は表のように売上高2,525百万円(前期比25.9%増)、営業利益276百万円(同162.9%増)、経常利益263百万円(同146.3%増)、当期純利益230百万円(同97.2%増)となった。

地域別売上高では日本が2,285百万円(同17.0%増)、中国145百万円(前期ゼロ)、その他海外94百万円(前期比84.3%増)となった。日本は順調に2ケタ成長を達成、2013年に子会社化した中国が連結売上高に寄与した。特に上海GM向けの大型案件が好調で、今後の横展開の可能性がある。その他海外ではタイの政情混乱により約35百万円の政府案件が先送りとなったが、前期比では大幅増となった。この結果、海外売上比率は9.5%(前期2.6%)へ上昇した。

国内の形態別売上高では、オンプレミスやその他が前期比で減少したものの、主力のクラウドが1,943百万円(前期比23.0%増)となり全体は17.0%増となった。この結果、クラウドの売上高比率は85.0%(前期80.9%)へ上昇した。

利益の増減要因としては、減価償却費の増加80百万円、販売管理費の増加268百万円があったが、売上増による利益の増加520百万円によりこれらを吸収、結果として営業利益は171百万円増加した。

●財政状況
2013年12月期末の財政状況は表のようであった。流動資産は3,391百万円(前期末678百万円)へ増加したが、これは主に新株発行などにより現預金が前期末の329百万円から2,805百万円へ増加したことによるもの。固定資産は1,638百万円(前期末1,414百万円)へ増加したが、主にソフトウェアが前期末の1,056百万円から1,224百万円へ増加したことによるもの。この結果、総資産は5,030百万円(前期末2,095百万円)となった。

流動負債は951百万円(前期末1,045百万円)へ減少したが、主に新株予約権の行使による新株予約権付社債の減少(299百万円)によるもの。また純資産は前期末の674百万円から3,757百万円へ増加したが、主に上場に伴う新株発行による資本金の増加1,426百万円や資本準備金の増加1,426百万円に加えて利益剰余金が230百万円増加したことによるもの。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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