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ベネ・ワン Research Memo(4):2022年3月期は、前期比増収・2ケタ増益。会社計画も上振れて着地(2)

注目トピックス 日本株
■ベネフィット・ワン<2412>の業績動向

2. 財務状況
2022年3月期末時点の貸借対照表を見てみると、事業活動の結果として当期純利益を8,949百万円挙げたことによって利益剰余金が4,165百万円増加した(4,785百万円は配当金に充当)。また、現金の動きを見てみると、営業キャッシュ・フローは10,080百万円(法人税等支払い前の小計の数字を採用)の収入となり、事業活動の結果としてしっかりとキャッシュを生み出していることがわかる。投資活動においては、JTBベネフィットの株式取得に関連して10,451百万円の支出が計上され、結果として14,247百万円の損失となっている。財務活動においては、長期借入金の借り入れに関連して10,000百万円が計上されたことにより、4,544百万円の収入となった。これを受け、期末時点の現金及び預金は前期比4,922百万円増の17,986百万円に膨らんだ。

同社の財務状況に関して弊社は問題ない水準であると考える。まず、長短の手元流動性には問題がないと言えるだろう。2022年3月期の流動比率と固定比率はそれぞれ150.5%、104.0%となった。固定比率が前期の37.6%から上昇しているのは、JTBベネフィット買収に伴い固定資産にのれんを計上した結果であり、2023年3月期以降、固定比率も元の水準に収まると弊社では考える。また、自己資本比率に関しては42.9%と極端に高いとは言えないものの、問題のない水準であると言えるだろう。

特筆すべきは、ROAとROEの高さだ。2022年3月期のROAは15.4%と前期に比べて下がったものの、自社の資産を効率よく使って利益を生み出していることがわかる。また、ROEに関しては、40.0%と高い数値となった。投資家から集めた資金を非常に効率よく利益に還元していると判断される。ROEが非常に高いことから、株主還元を重視し過度に自己資本が膨らむことを避けてこられたこと、最適な資本構成と財務の健全性を考慮しながら負債も活用して、うまく事業活動を行っていることがわかる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)




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